現役で活躍する電気主任技術者の仲間たちに、国家試験をなんと10回も受験して、見事突破した方が居ます。
まさに苦節10年ですが、電験を長年受験しているうちに、ある法則に気が付いてからは、1回で合格を果たしたそうです。
何とかその方法を聞きだして、記事にする同意を得られましたので、今回は彼の特別な方法を紹介します。
最難関である、電験2種の機械・制御は、周期的な出題傾向が分析できる傾向があり、その年に試験にほぼ絶対出ない問題がはっきりするため、学習時間を大きく減らすことが出来たのです。
そのような電験2種の学習方法について、興味が有る方が是非最後まで読んでください。

電気設備は現代になくてはならないもの
電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法が有る
私は、現役の電気主任技術者として働いていますが、仕事上、他の現役電気主任技術者の知り合いも多く、電験2種を国家試験で合格して取得した方も何人かいます。
中でも、工業高校卒で、電験2種にチャレンジして、10回目の挑戦で見事合格した、電気主任技術者が明かしてくれた”電験2種試験の裏技”を紹介します。
これには私も感心しました。電気の学問を究める訳でなく、試験に合格する強い意志が生み出した必殺技ではないかと思います。
この方法は、数学Ⅲを履修していない彼が合格のために工夫した内容ですが、参考になれば幸いです。
電験2種二次試験の出題予想、結論から
電験2種二次試験で計算が苦手な方がつまずくのは、機械・制御の科目ですが、この科目には驚くべき傾向が有るそうです。
- 機械・制御の科目は、過去の出題傾向に正確なパターンがあり、今年の出題される問題のジャンルの予想が出来ること(無駄な勉強を避けることが出来る)
- 高度な計算問題は捨てても合格点に届く
これが、電験2種10回チャレンジャーが10年目に気が付いて見事合格した、電験2種の裏技です。
詳しく読みたい方は、続きを見ていただけると嬉しいです。
電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法、驚くべき手法
電験2種に10回チャレンジして突破した知人の合格体験記について
私の知人の電気主任技術者ですが、電験2種の資格を10回の受験で見事に国家試験で取得し、今はバリバリと現役の電気主任技術者として働いています。
彼に受験の事を聞いてみたところ、「10回も電験を受験してやっとの合格体験記なんて、他の方の参考にならないかも知れないし、恥ずかしい」とのことでしたが、話を聞いて驚きました。
彼の方法は、電験2種を一発で余裕で受かる方々には参考になりませんが、受験者の中には、何としても資格は欲しいがどうしたらいいか判らない、特に計算問題が難しいと思っている方の参考になるのではと考えています。
電験2種の高度な計算問題の壁
高校で、数Ⅲを履修していない方は、電験2種は難しいと言われていますが、10回目で合格した彼も数Ⅲを履修していませんでした。努力により、電験3種、電験2種1次試験は突破していましたが、電験2種二次試験が大きく立ちはだかっていたのです。
電験2種の広範囲な出題の壁
電験2種の出題範囲は砲範囲に及びます。どんな問題にでも対応できるようになるには、かなりの学習を必要とします。
合格レベルに到達するには相当な学習時間が必要ですが、これらが電験2種の合格を困難にしているのです。
電験2種の裏技、電験の過去問から出題傾向を分析する
電験の問題は何が出るか判らないと言われ、出題傾向を分析しない傾向が有ります。
意外にも電験の出題にははっきりとした規則性が有るようです。

過去問から出題パターンを割り出すマジックのような手法 過去問は宝の山
過去問から出題傾向を掴む具体例
過去問の15年分(それ以上でもOK)の出題を表にまとめます。
過去問からの出題を分析する元になる表の見本は以下の感じです。エクセルなどでサクッと作ってみましょう。
この際、分析するのは、大分類(パワエレ)とかではなく、もっと細かく分けることが重要です。
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毎年出題される誘導電動機
ざっくりとした、いい加減な表ですが、参考用に作ってみました。

分析サンプル1
誘導電動機は、頻出問題ですが、こうやって表にすると、細かい項目は2年連続では出ない、出題される間隔がはっきりしているなど、明確な傾向がつかめます。
頻出問題の自動制御
自動制御も表にしてみましょう。いかに見本を示します。

分析3
自動制御もはっきりとした傾向がつかめます。
直流電動機はどうでしょう
この表は、いい加減に作成してますので、あくまで見本です。
どうですか、直流電動機の勉強は無駄じゃないでしょうか。また出題パターンが読めてきますので、下の票の場合、今年は出題される可能性が高いですね。
まあ、めったに出ない問題は初めから捨ててしまうのも作戦です。

分析2
パワエレも分析してみましょう
パワエレを捨ててる方も多いかと思いますが、パワエレもサンプルの表を作ってみました。
この表の場合、今年はチョッパか、太陽光発電が出題されるかも知れませんので、絞って勉強しておくのも一つの手段です。

分析4
電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法、電験過去問はプレミア価格である理由
まずは過去問15年分を確保ですが、最新版を入手します。過去問は5年から10年間ですから、ちょっと足りません。
15年分有ると、問題の出題傾向は正確になります。
例えば、
- 3年連続で1年空いてまた3年(〇〇〇×〇〇〇)の繰り返し
- 一年ごと(〇×〇×〇×)
- 数年に1回(〇×××〇×××〇)
- 特定のパターン(〇〇×〇〇×〇〇)
- 超レアな出題(〇×××××××××)→学習する必要なし
このような傾向から、あなたが受験する年に〇が予想される問題をしっかり学習しておくのです。もちろん新しい傾向の問題の出題も数年に1度のペースで有ることがわかるでしょう。
この手法を行うためには、古い電験の過去問集を探す必要が有ります。
古い過去問はなかなか見つかりませんし中古品が多く、プレミア価格です。
でも、試験合格後に、また売れますから安心です(更に高く売れる場合も有り)在庫が有るもので、古いものならOKです。
電験の古い過去問集は書店には在庫がない場合が多く、中古本の購入になる場合が多いです。
このように電験の古い過去問題集は貴重ですし、入手困難ですが、欲しい方は一定数います。これが電験過去問題集のプレミア価格になる理由です。
この場合、プレミアム価格であっても電験の古い過去問集は、入手する価値があり、試験に合格後には購入した時の価格以上で売れる可能性も高いです。

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電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法、最低過去15年の傾向を掴む
知らないと損をする、会社を辞める時に知っておいた方が良い事
表を作ったら、分析してみる
試験に共通するのは、昨年出題された問題は出ないということです。
つまり、学習から外して良いということになります。
また毎回のように出題される頻出問題(自動制御やパワエレ、誘導電動機)などは、細かく分けて分析してみると傾向がつかめてくるはずです。
徹底的に分析してその年の出題問題をあぶりだす!
10年チャレンジして気が付いた方が言うには、機械・制御は有る程度出題が予想できるくらいまで分析して、学習を絞って試験に臨み、合格したとのこと。
これが電験の裏技と言うことです。
計算に弱い方はどうする
10回目の電験2種受験で気が付いた裏技と併用したことは、難解な計算問題は捨てることだそうです。
難解な積分や微分方程式などは、全部捨ててしまっても電験2種に合格したとのこと。
判らない計算式で時間を割いて悩んで挫折するより、他の理解しやすい計算問題を沢山やっていたら、合格した10年チャレンジャーさんの話は、納得できます。
電力・管理の科目については分析しない
10年間チャレンジした彼は、電力は傾向がはっきりしなかったので、分析しなかったと言います。
電力・管理の科目は、10年間のチャレンジで既に合格レベルに到達していたのでしょう。
普通に勉強して臨んだそうです。
電験の傾向分析は、電験3種や電験2種一次試験も試してみる価値は有るかも知れません。
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電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法、合格者ノート
難関資格には合格ノートと言うものが存在しているのをご存じでしょうか。
ブログなどでは紹介できない独自のノウハウなどが書いてあるものが存在します。
国家試験の受験に際し、実際に受験して合格された方の合格体験記は非常に参考になりますが、あくまで体験記で、具体的な勉強方法は判りません。
しかし、難関試験に実際に挑んだ方の、これらのノートが公開されている場合、合格体験記以上を超える価値が有りますし、難関資格の合格への手助けになるでしょう。
合格を引き寄せるためには、是非読んでおくと良いでしょう。
私の知人で、現役の電気主任技術者(電験2種国家試験取得者)が書いた「エネルギー管理士(電気分野)の合格者ノート」がアマゾンで販売されています。
彼は、電気の難関資格関連書籍の著者の方々のような電気の超エキスパートではないので、試験の際に大変苦労していますが、努力の末に合格を勝ち取っています。
関連資格本とはまた違った切り口で、電気の初学者が合格を勝ち取った時のノートを公開しています。
エネルギー管理士の合格者ノートを紹介しますが、電験の受験にも役に立つはずですし、何といっても難関試験の合格者のノウハウだけでなく、出題範囲の公式を自分なりにまとめたり、実際の試験問題の解法などが盛り込まれていますから、一読するだけでも価値があると感じます。
参考:薄い資料にまとめられた難関試験合格者のメモは参考になります
また彼の著書には、技術士二次試験 電気電子部門(電気設備) 参考解答集 過去6年分(2013~2018年) (国家資格)も有りますので、エネルギー管理士や電験2種、技術士関連資格を受験する際にこれらを参照することで、難関試験の合格に向けて大きく前進できると感じています。
電験2種二次試験の機械・制御の出題を予想して対策する方法まとめ

電気設備は現代になくてはならないもの
電験2種を10回目にして合格した同僚の二次試験の驚くべき対策を紹介しました。
過去問分析は10年でも参考になりますが、15年を推奨と”電験10回チャレンジャー”さんが強く言っておられましたので、15年分用意した方が良いかと感じます。
過去問の出題傾向を分析して、学習範囲を絞って対策する方法で、電験2種を突破している方も居ます。
纏めると以下の通りです。
- 過去問の出題傾向で、大分類だけでなく、更に細かく分けると、出題パターンが把握できる
- 出題パターンで、今年は出ない問題(昨年出た問題)は勉強しない
- 出題パターンで、そろそろ出そうな範囲だけ勉強する
いかがでしょうか。10回も電験に挑戦して見事合格した方の必殺技です。古い過去問の入手が必要ですが、出題を分析すると勉強時間が大幅に短縮できるかも知れません。
皆様の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。