中高年の転職などで、正社員にはなかなかなれないなど、悩んでいませんか?諸事情で、準社員やアルバイトなど非正規雇用になってしまった方などには、意外にも簡単に正社員になれるビルメンがお勧めなのです。
これは実際にビルメン当為仕事を経験した、当サイトの管理人の体験を元にした事実であり、ビルメンは、人生の大きな転換点になる可能性が有るのです。
ビルメンの実態などに悩んでいる方には是非最後まで読んで頂きたい記事です。

資格試験は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し
ビルメンテナンスの実態を知って欲しい!楽しい点から辛い点まで紹介
当サイトでは中高年の転職先にビルメンを勧めていますが、一応、私が見たビルメンの実態は書いておかないと…と感じていました。
今回は、ビルメンの実態について、私が見た範囲で、事実を書いていきます。
ビルメンは底辺職業?
たしかに、一般の方から見れば、否定はできないです。
中には東大卒のビルメンもいたそうですし、電験2種の国家試験に合格して、とっとと転職するビルメンも居ますので、意識の高いビルメンは抜けていってしまいますので、結局、元の状態に戻っていきます。
ビルメン4点セットが必要?
私が最初に取るべき資格として推奨している、「危険物乙4類」ですが、普通の方は2週間~2か月程度の学習で合格可能ですが、何年も受験してきて、未だ合格できない方が居るのがビルメンの実態です。
ビルメン4点セット、実際のビルメンの方々には夢のまた夢という方が多いのですが、実は4点セットが無くてもやっていけます。
彼らの言い訳は決まっています。「俺、化学は苦手なんだよね」。何が得意何か聞いてみたくなります。
会社は頭を抱えていますが、本人はどこ吹く風で、まったく平気です。
ビルメンは資格が大事?
ビルメンは資格が大事なのに、全く資格取得をしない方も比較的多くいます
危険物乙4類は、数回落ちることは有ったとしても、普通であれば合格できる試験です。
それが20年間試験を受けないとか、完全に資格を取る気がない方が意外にも多数います。
仕事の休憩中は、スマホ見てニヤニヤしてますが、他の方には別に何の影響もありませんし、全く無害な存在ですので、誰も責めたりしないのです。
ビルメンの方々全員が、資格取得に励んでいる訳ではないのです。

ビルメンテナンスはなくならない
資格でマウント?
現場の責任者クラスに多いのですが、冷凍2種などの資格で自慢してくる方が多い気がします。
周りが、冷凍3種すら受からない方々ばかりなので、マウントを取れる訳ですし、それが身についてます。
中には、電験を取得する方も居ますが、そのようか方々はいずれいなくなりますから、中間レベルの資格でマウントを取り続けます。
また、ビル管を持っているビルメンは、現場責任者で有る場合が多く、まるで神のように振る舞います。
でもビルメンの資格マウントは、いじめでなく、ちょっとした自慢ですから、かわいいものです。
周りには何の被害も有りません。
数少ない1級ボイラー技士や電気工事士
2級ボイラー技士や2電工を持つビルメンは多いのですが、意外と1級ボイラー技士や第1種電気工事士、冷凍2種は意外と少ないのです。
ビルメンの優劣は資格で決まる?
新人ビルメンとして、ビルメン会社に就職しますが、彼らの絶対的優劣の判定は、「保有資格」です。
ビルメンの優劣は資格で決まる?の答えは、その通りです。
でも資格が無くても肩身が狭いわけでは有りません。順番に取得していけば良いのです。
私が、毎月のように試験を受験して、すべて一発合格をしても、追い越されても、彼らは何もしません。
彼らは中年期まで、すべて負け続けてきた経験が他の方々より多いのかも知れませんので、抜かれることは慣れているのです。
私が、エネ管や電験3種、消防設備士全類を取得する一方で、彼らは何も資格取得をしませんし、現場での立場が自然と逆転していきます。
電験3種を所有していると、途中から、現場責任者として立場が逆転しますが、彼らはそのまま、ただ従うだけで、反骨心がある方はあまり居ませんでした。
じっとしてれば、向上心のあるビルメンは、いずれいなくなることも良く知っているのです。
電験の所有者は、いずれ現場から消える?
志の有るビルメンは、電験3種などを取得して、結果的にビルメンの現場から消えることが多い?
まさにその通りです。そうなる場合が多いです。
現場は、また元の状態に戻るのです。ビルメンの職場はこれの繰り返しです。
実際には、ビルメン4点セットを持っているビルメンの方は、あまりみかけませんし、その上位の資格(2令や1ボ、ビル管)の資格で、責任者として現場に長く君臨するのです。
稀に認定での電験持ちが居ますが、契約先の現場での資格取得ですので、現場に縛られているかたも多いです。
電験認定者は、国家試験合格者を嫌う?
これは、事実ですがあまり知られていないかもしれません。
電験2種の所有者は、ビルメンの世界では99%が認定と言っても過言では有りません。
つまり電験の資格を国家試験で資格を取得したのではなく、救済措置としての電気主任技術者認定制度で資格を取得したのです。
この認定で電験資格を取得した方々は、国家試験での資格取得者を著しく嫌う傾向があります。
「国家試験でとった奴は実務を知らない」などと言われるそうですが、私の場合、受変電設備の実務を行って(実際には現場を指揮)の国家試験取得ですから、文句を言われたことは有りませんでした。
ビルメン時代は、認定での取得者が圧倒的に多く、電気主任技術者の国家試験合格者に会ったことは全くなかったのですが、ハイクラス転職すると巡り合えることが判りました。
電験2種の国家試験合格者は、ビルメン会社から、発注元の会社に社員として引き抜かれる例もかなりあります。
ビルメンは、性格がおとなしくて良い方が多い
基本的にビルメンの方々は良い方が多いです。
多少の資格マウントなどが有っても、執拗ないじめや嫌がらせなどは、ほぼ無いのです。
皆で仲良く仕事して、仲良く昼寝して、それで生活しています。
一般の会社で、熾烈な競争をしてきた一般サラリーマンとは、何か考え方が違ってくるのでしょう。
特に目立ちたいとか、昇進したいとかという野心はなく、日々無事に過ごせればよいのです。
私自身、ビルメンの世界に飛び込んで最初は驚きましたが、彼らはそれで幸せですし、贅沢な暮らしを望んではいません。
衣食住に困らない普通の生活で良いのです。
ビルメンは、「憐れみ」も商品で有ることを理解している
ビルメン方々は、オーナ会社の若いド新人にもペコペコします。
新人たちからビルメンを見ると、彼らにはビルメンは哀れに感じたかも知れませんが、ビルメンの方々は、憐れみが商品であることを理解しています。
オーナー会社の社員と戦っても何のメリットも有りませんから、頑張る必要はなく、最初から負けているかのように振る舞うのが、楽に生きるすべなのです。
また、自分の輝かしい経歴等も、一切しゃべりません。意外と結構とんでもない方が居るのですが。

ビルメンの職場は多数ある
大卒、電験1種、TOEIC満点などのビルメン
人生何が有るか判りませんが、一時的にビルメンで生活を繋ぐ方も居ます。
メーカーの一流技術者でリストラ組や、研究成果が出なくて退職した旧帝大卒の研究員、実は英語ペラペラなど、人材が豊富なのも特徴です。
司法書士など法律系資格持ちや、元警察官、50で定年になった自衛官、学校の元校長先生、自営業で破産した方などそれこそ豊富な人生経験者が居ますが、みな人生の中で、ちょっと石ころにつまずいてしまった優秀な方たちもビルメンにはゴロゴロ居るのです。
意外な経歴や人生経験が豊富な方は、何となく他の方と違う雰囲気を感じます。
私も、二十歳そこそこのオーナー会社の若者に、「今日中にエクセルで資料を出せ!」と言われ、「パソコン?できません!」で済んでしまう世界です。
若い彼には、ビルメンはパソコンもできないのだと思うでしょう。
もちろん、ビルメンの多々は、前職でパソコンをバリバリ使って仕事をしていたにも関わらずです。
でも、ビルメンは副業に力を入れている方も多く、投資をしている方も非常に多いのです。
ビルメンが勤務する会社は、一流企業が多く、殆どの会社は、そのような下請けを邪険にすることはありませんし、ビルメンや掃除のおばちゃんたちを邪険にすると、契約上、総務や人事の担当者とつながっていますから、社員の悪評は、会社に漏れ伝わってしまうのです。
ビルメンは、したたかに生きる強者
私の場合は、住宅ローンの支払い、子供たちの教育費を稼がなければならない事情から、必死に登ろうとしましたが、独身で親の家に住んでいたら、電験の資格には挑戦しなかったかも知れません。
毎日巡回して、健康な生活をしていたかも知れません。
ビルメンは資格を取らなくても楽しく生きていける
ちゃんと出勤していれば、安泰なのがビルメンです。
当サイトでは、ビルメンの方々に資格取得を勧めていますが、資格を取らなくても平穏に過ごせてしまうのも事実です。
当人たちは、幸せを感じている場合も多いのです。
煩わしい上司や、厳しい仕事やノルマ、プレゼン資料の作成などもなく、休憩時間が非常におおいにも関わらず、正社員として福利厚生は最低限は確保されています。
中高年で、人生でこけてしまったら、ビルメンをお勧めする理由はここに有ります。
そのままでも、大手オーナー会社の下で安泰な仕事と収入ですから、無理に頑張る必要は有りません。
逆に、ビルメン時代に頑張れば、難関資格や、プログラミングの習得等も可能です。
投資や副業を頑張るのも有りです。
都会の中でも、ゆっくりとした時間が流れるメンテナンス現場ですから、中高年にとってはよい条件ではないでしょうか。

資格試験は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し
ビルメンテナンスの実態を知ろう!楽しい点から辛い点までのまとめ
ビルメンとして辛い点を多めに書きましたが、いずれも大したことはない辛さです。しかも、気分の持ちようでどうにかなる辛さばかりです。
ビルメンの仕事は、一般の方が思っているほど悲惨ではありませんし、つらいと思っていることが、実は楽しみであったりします。
- ビルメンの方たちは、正社員が多く、満足して働いている方が多い
- 収入も、一般的には安いとはいえ、安定しています
- 人間関係があっさりで気をつかわない
- 仕事がとにかく楽で、定年を過ぎても働ける
- 資格取得や副業・副収入、投資、趣味を究めるにも最適
- ピアノや家庭菜園など趣味が多彩な方も居る
むしろ、一般のサラリーマンの方が、色々な意味で、苦しい生活をしているかも知れません。
私は、人生の途中でリストラと言う大きな挫折を味わいましたが、結果的にビルメンの仕事をやって、本当に自分に有っていましたし、60歳近くなっても普通にやっていけますし、定年後も、嘱託みたいな感じで、メンテナンス系の仕事が継続できます。
ビルメンの仕事をやってみるまでは想像もしなかったのですが、実際にビルメンの仕事をやってよかったと考えています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。