求人の中には、「非公開のハイクラス求人」と言うものが有ることをご存じの方は多いと思いますが、なぜこのような求人が有るのでしょうか?またどのようか方が応募しているのでしょうか?
この記事では、ビルメンの非公開求人の実例をあげて、誰でも応募できる可能性が有るハイクラス求人の実態を記事にしています。
ビルメンでも、数年我慢して難関資格取得を目指せば、ハイクラス求人の対象になるのです。
わずか数年間の頑張りで、人生が好転する可能性を秘めた、非公開のハイクラス求人について、最後まで読んで頂けると幸いです。

非公開求人で世界が広がる
非公開求人はなぜ行われる?ハイクラス転職で人生が変わる!について
私の場合の例ですが、20年勤務した会社からリストラされ、中年での転職を余儀なくされましたが、ビルメンの仕事を選択しています。
いわゆる底辺の職場と言っても過言では有りません。
職場では、仲間たちが、テレビを見たり昼寝をしたりと、まったりしている間に、私は必死に勉強して、ビルメン時代の4年間で電験2種を取得しました。
ビルメン会社の担当営業は、『凄いね!』だけです。電験2種取得で、月に手当て本給で数万円ほど昇給しましたが、それだけです。
多少の昇給では、ビルメン会社の社員は、一般のサラリーマンには及びません。
電験2種持ちが、なにもしない
私は現役の電気主任技術者ですので、関連会社や、他の事業所の電気主任技術者を方々を多く知っていますが、一流企業などの電気主任技術者は、私の知る限り、ほぼ全員が中途採用者です。
もちろん大手企業の下請け保全会社として働く電気主任技術者も居るのですが、転職をあまり考えていないかたも多く居るようです。
難関資格を生かして転職すると収入が増える
難関資格を取得することで、その分野における専門的な知識や技術、経験を身につけることができます。
このような法的に必置義務が有る専門性は、企業や業界にとって非常に価値があります。
そのため、難関資格を持った人材は、企業や業界から高い評価を受け、本来、高い報酬を得ることができるはずですが、いまの会社では給料と言う面では評価をしてもらえないでしょう。
また、難関資格を持っている人材は、その分野での売り手市場ですから、競争力が非常にいのです。
企業や業界が求める人材は、高度なスキルや知識を持ち、自己研鑽能力が高く、業界の動向に敏感であることが求められますが、法的に必置義務が有るにも関わらず、資格を所有している人材が非常に少ない場合は、とにかく企業からの要望が有りますし、高い報酬を得ることができます。
企業は、求める資格所有者を何年も探している場合があり、電験2種の場合、現在一人いるが後継者がいない例が後を絶ちません。
この場合、スキルや知識や実務経験よりも、資格を持った人材を求めており、難関資格を持つ応募者は、その要件を満たしていることになります。
スキルは、会社で先輩から実務をゆっくり習って実力をつけていけば良いと、企業側は考えているのです。
そのため、例えば電験2種が有って、経験が少ない場合でもチャレンジする意義は大いに有ります。
以上のような理由から、難関資格により、実務経験が無くても、転職における収入増は大いに期待できます。
もちろん、資格を持っているだけでなく、その資格に対応するスキルや経験を積んでいることが重要ですが、資格がなければいくら実務経験を積んでもダメなのが現実です。
私の後任、7年掛かってやっと一人
私は、現役の電気主任技術者ですが、定年の事も考えると、どうしても後任の電気主任技術者が必要なのです。
私の場合、会社側への希望としては、『実務経験は0でもいいから、国家試験で電験2種を取得した方を採用してほしい』と提案していましたが、7年位誰も決まりませんでした。
正確には、応募は有った様ですが、他社に給料面で完全に負けてしまいました。
お陰で、数か所の事業所をまとめて面倒を見る『統括電気主任技術者』という謎の立場になりましたし、経済産業省も『電気主任技術者がいないなら統括電気主任技術者もやむなし』という判断をしていただけたと考えています。
正直、人材が欲しいのは企業側なのです。
高額の報酬そのものが、人材を非公開求人で求める理由
求人と言えば、ハローワークや求人誌が一般的ですが、世の中には、公開されていない求人が存在します。
高額の報酬が用意されている仕事は、一般に求人を出しても多数の応募があります。
そのため、企業は、公開求人を行うことによって、応募者の選考や面接などに多大な時間とコストをかけることになります。
一方で、非公開求人は、あらかじめ候補者を絞り込んでおくことができ、候補者として紹介された人材に対して、より効率的な選考を行うことができます。
また、非公開求人は、人材紹介会社などの専門的なサービスを活用することで、求人広告や採用活動の費用を節約することができます。
さらに、高額の報酬が用意されている仕事には、機密保持や競合他社への情報漏洩などのリスクがある場合があります。
そのため、企業は、非公開求人を行うことで、情報を限定的な範囲で共有し、機密保持や情報管理についてより厳格な管理を行うことができます。
以上のような理由から、高額の報酬が用意されている仕事は、人材を非公開求人で求めることがあります。ただし、非公開求人は、一般的な求人よりも情報が限定されているため、その情報を得るためには、人材紹介会社やネットワークなどを活用する必要があります。
非公開求人は、会社の労働組合の基準賃金を超えている
電気主任技術者などは、その会社の労働組合の基準賃金を大きく超えている場合が有ります。
いわゆるハイクラス求人の部類になりますが、これも一般に公開できませんので、非公開求人にせざるを得ない場合が有ります。
ビルメン等で電験2種を持っている方でも、それらの有利な募集が存在している事を知らないことが有ります。
現在でもかなりのポジションにいるかと思いますが、年収的にもっと高みを目指せるのです。
私は、ビルメン時代から、2度転職して、転職のたびに大幅に年収を上げてきました。
不思議なもので、年収が安い会社ほど仕事がきつく、年収が高い会社ほど、ホワイト企業で、仕事も楽でした。
電験を取得、でも非公開求人の応募に躊躇する原因
例えば、電験2種を持っているにも関わらず、非公開求人の応募に躊躇する気持ちは、私がそうでしたから良くわかります。
私の場合は、約20ほど前の話ですが、『どうやら非公開求人というものが有るらしい』ということは知っていました。
しかし、ぞの求人情報が限定的であるため、応募先の情報や詳細が不明であることに、非常に不安を感じていました。
これらの非公開求人情報は、人材紹介会社や知人からの紹介などを通じてしか応募ができない場合が多く、その縁がない場合には応募が難しいのですし、情報すら私には入ってきませんでした。
また、応募先の非公開求人は、何か「特別な人材を求めている」という印象をもってしまい、自分自身がそのような人材であるかどうかに自信が持てない理由も有りました。
応募先が非公開求人を出すことで、自社の求人広告や採用活動の効果を検証しにくくなるため、非公開求人の背景に不安感を持ってしまっていたのかも知れません。
転職エージェントに登録、結果が凄かった!
私の場合、20年前なので、今のシステムとは違うかも知れませんがですが、電験2種取得後に、恐る恐る転職エージェントのサイトに登録し、特技・資格欄に、『電験2種』と書いたのです。
登録後、すぐに御担当の方から電話が有り、自宅近くの喫茶店でお茶を頂くことになりましたが、その時見た非公開求人のリストが凄かったのです。
近隣地域の1部上場会社の事業所や工場、公共機関の施設や研究所など、知らない人はいないだろうという会社や団体が、電験2種の人材を非公開で求めていたのです。
しかもビルメンの給料を遥かにしのぐ待遇ですし、またその会社のプロパー社員としての採用ですから、福利厚生も凄いです。
いくつか見せていただきましたが、その時に電験2種の真の威力を感じたのです。
強い武器となる資格を眠らせてはいけません。
私の場合は、ビルメンでの実務経験も有りましたので、とりあえず、66KV受電設備のある企業を選んでみました。
66KVの実務経験がなかったので、経験を積んでおきたかったのです。
紹介料は、求人先の企業持ち
転職エージェントで転職する場合、当人は費用は掛かりませんでした。
また、御担当者が親身に相談に乗ってくれましたが、その丁寧さに驚きました。
電験2種の求人の場合、即決が多く、いきなり役員面接で決まりやすいのだと聞いています。
また、転職エージェント側も、報酬がかなり良いそうです。
20年前は、内定が出ると人材紹介会社から、お祝い金やらネクタイやら飲み会やらが有りましたが、今は時代が違いますから、おそらく変わってしまったかもしれません。
(真偽は判りませんが、後に転職先から聞いた限りでは、私の年収程の紹介料を支払ったと聞いています)
転職後のちょっとした制限
私の場合ですが、非公開求人に応募した件で、一つだけ条件(制限)が有りました。
転職エージェント側からの要望で、『1年間は会社をやめないで欲しい』と言うものでした。
おそらく、すぐにやめると、紹介料が貰えないような規約が有ったと思われますが、企業側からしたら当然の制限です。
私にとっては、実に簡単な条件ですし、何の問題も有りませんでした。
更に高収入先を紹介してもらう
電験持ちが、次々とハイクラス転職して、年収を上げていく理由がこれで判りましたし、周りもそうしています。
しかも転職すると、履歴書が汚れるとかはなく、名門企業での電気主任技術者としての職歴が付きますし、法的に必置義務が有る資格所有者は、企業側は、極端に言えば、『誰でもいいから有資格者が欲しい』と考えているのです。

勉強お疲れ様です!
2回目の転職は、高望みで!
私の場合は、きっちゅり2年で外資系を円満退職し、今の仕事に就いていますがいますが、勤務先は目いっぱい高望みした方が結果が良いです。
良い会社や団体ほど、仕事が楽ですし、給料が安い会社時代に自分でやっていた資料作成等も、下請け業者や派遣の方々がほぼ全部やってくれます。
また、自分で書いていた電気設計図面なども、設計が必要な場合は設計事務所に発注するだけ、工事は工事会社に発注するだけだったりします。
むしろ、高望みしたことで給料は上がって、仕事は楽だったりします。
しかも、社会的にステータスも感じられます。
そして、電気主任技術者同士でネットワークもできてきますので、あの会社は、今電験2種持ちを欲しがってる等の情報も入ってくるようになりますが、その範囲は限られていますし、偏っています。
本当に電験2種の人材が居なくて、電力会社方、期間限定で来てもらったり等、各社困っているのが現実です。
これらの情報は、専門家に依頼するのが最も正解だと考えています。
資格取得のための努力も評価
電験2種は、頑張って勉強した証ですし、企業側もそれも大きく評価しています。
電験の勉強以外でも、いざと言う時、必死に頑張って結果を出す人である証明でもあるのです。
人生のうち、必死に頑張った努力は無駄にはならないはずです。
難関資格試験の挑戦は、意外にも奥様のご理解と陰の応援が必要です。
奥様と喧嘩している状態だと、難関試験攻略はまず無理です。奥様とはうまくやることが難関試験の攻略法の一つです。
非公開求人はなぜ行われる?ハイクラス転職で人生が変わる!年齢はあまり関係なし
現役電気主任技術者として、企業で一般社員よりも高い収入を得ることが出来ますが、メリットは、都市を取ってからが真の威力を発するのです。
まず定年まで、現役電気主任技術者として働きます。
そして迎えた定年、選択肢が有ります。
現役電気主任技術者の最大の強みは、体が元気なら、定年後も稼げることです。電気主任技術者は、年金支給が70歳支給になっても平然としていられるでしょう。
私は、最大の資産は、親からもらった健康な体だと思うようになりました。
さて、定年後のメリットです。
選択1.独立開業
電験の免状と実務経験で、独立した個人事業主として仕事が出来ます。定年前に開業する方もかなりいます。
独立開業して電気管理技術者になるのです。
詳しくは、記事にしていますので、こちらも参考にしてください。
選択2.嘱託社員として70歳過ぎても居る
気に入った会社であれば、70歳くらいまで電気主任技術者として居ることが可能です。
現在、定年が60歳から65歳に移行しつつありますが、年金受給までの空白の5年間も困ることはないでしょう。
嘱託として残れば、企業側としては、法的な必置義務は果たせますし、嘱託と言う安い賃金で電気主任技術者を確保できるため、双方にメリットが有ります。
70歳過ぎた先輩方を沢山知ってますが、おおむね体力に自信がない方や持病持ちの方は嘱託で残る道を選択しているようです。
また、趣味優先の方も居ます。
選択3.すっぱりやめる
これまた知人ですが、電気関連をすっぱりやめて農業に励んでる方が居ます。
食い物には困りませんし、定年も有りませんし、上手くやればかなり自由な生活が出来るようですが、例外として紹介しておきます。

電験2種で人生変わる
非公開求人はなぜ行われる?ハイクラス転職で人生が変わる!まとめ
ビルメンの間で超難関とされる電験2種の資格ですが、電験3種に合格出来るレベルで有れば、2種も合格することが可能だと考えています。
3種より時間が掛かりますが、貴重な資格ですから、頑張る価値は大いに有ります。
電験資格取得には、数年の機関と根性と多少の費用が掛かるかも知れませんが、電験2種取得後の人生を考えれば、勉強のモチベーションになるかと思い記事にしてみました。
またその他の法律系などの難関資格は、苦労して資格を取得しても、実務経験が非常に重要で、経験がものをいう場合が多々ありますが、電験は取得した時点で、既に強い武器になります。
難関資格の中でも、電験2種は、ライバルが少なく、極めて特異な資格といえますので、私は特に強くお勧めしている資格です。
人生のうち数年必死にやれば、老後も安泰の資格は、他にちょっと思い当たりませんし、私は、電験3種から初めて4年間頑張って電験2種を取得して人生が変わりましたし、このようにブログで勝手な記事を書く事も出来る余裕も生まれました。
この記事で、どなたかの人生が開けることを祈っています。
生き方は様々ですので、勝ち組になりたい中高年の方は、こちらも参考にされるとよろしいでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。