ボイラーマンやビルメンなら知っておこう、昔の伝統「ふいご祭」について
古くはおこなわれていたふいご祭りは火のお祭り
昔に行われていた火の神様を祭る”ふいご祭り”について概要
ふいご祭りは、日本の古い火の神様を祭る祭りです。その祭りは、昔から村や町で行われており、火を祭ることで、豊作や家族の健康を祈っていました。
ふいご祭りは、通常、夏に行われ、火を使ったさまざまなイベントが行われます。たとえば、火を使った舞、火を使った料理、火を使った競技などが行われます。また、火を使った祭りには、火を扱うことが許されている訓練を受けた者だけが参加できることが多いです。
現在、ふいご祭りは、火を扱うことが危険であるため、少なくなっているようです。また、火を扱うことが許されない地域もあるため、火を使ったイベントは少なくなっていると考えられます。
ボイラーマンもかつては年に１回、ふいご祭りをやっていた
ボイラーって、火を使う装置ですから、無事故で有ってほしいですよね。
昔はボイラーが爆発事故を起こしたりすることもありましたから尚更です。
この祭りは、昔からの伝統で、鍛冶屋さんたちが毎年11月8日に行っていたようです。
１日仕事を休んで窯を清め、しめ縄を張って供物を供えます。火の神様に感謝する儀式ですので、火を取り扱うボイラーの職場でも行われていました。
火の神様に対して、1年の無事を感謝と、またこれからの1年を安全に火を取り扱えることを祈念して、前日にはボイラー回りをきれいに掃除して、神棚を設置、当日は供物を捧げていました。
「ふいご祭り」とは
「ふいご祭り」とは、日本の古い風習のひとつで、火の神様を祭るお祭りです。このお祭りは、主に京都府の船岡城跡や、滋賀県の長浜市で行われていました。
「ふいご祭り」は、火の神様を祀り、火を扱う職人たちが安全に仕事をすることを願う祭りです。お祭りでは、大きなふいごを使った神事や、火の神様を祀るための儀式が行われます。また、屋台や露店も出て、賑やかな雰囲気が漂います。
「ふいご祭り」の起源については定かではありませんが、古くから存在していたとされています。また、江戸時代には「ふいご祭り」が全国的に行われるようになり、各地で様々な形で祭られるようになりました。
現在でも、「ふいご祭り」は京都や長浜市を中心に行われていますが、地域によっては祭りの形式や日程が異なる場合があります。
「ふいご祭り」の具体的な内容
「ふいご祭り」の具体的な内容については、地域によって異なる場合がありますが、一般的な祭りの様子を以下に紹介します。
まず、祭りの前日には、神輿が各地を回り、地域の家々を清めるための「お祓い」が行われます。そして、祭り当日には、まず神社に集まった人々が、神様を迎えるための儀式を行います。その後、祭りの中心となる「ふいご」を持った人々が、神社から出発し、周辺の街道を練り歩きます。
「ふいご」は、火を扱う職人たちが使う道具で、大きな金属製の筒状のもので、火を吹くことができます。祭りでは、この「ふいご」を持った人々が、火を吹くパフォーマンスを行います。また、神輿を担いだ人々も、太鼓や笛を演奏しながら、祭りの参加者たちとともに街を練り歩きます。
「ふいご祭り」の参加者たちは、着物や浴衣などの伝統的な衣装を着用し、祭りの雰囲気を盛り上げます。祭りの途中には、地元の屋台や露店が並び、食べ物やお土産を販売しています。祭りの最後には、再び神社に戻り、神様に感謝を捧げる儀式が行われます。
以上が、「ふいご祭り」の一般的な内容です。ただし、地域によっては、このほかにも独自の行事がある場合があります。
ボイラーマンのふいご祭（雑談）
毎年11月8日のふいご祭の時は、「ボイラーマンは仕事中に堂々とふいご祭りを実施してＯＫで、またその日は、仕事しなくてよい日」という暗黙のルールがあります。
（現場によって違いますが、今はほぼなくなっています）
オーナー側の担当者もこういう行事好きであったことから、昼間から楽しませていただきました。
また設備管理会社の営業担当者も現地に差し入れを持ってきて参列したり、オーナー様から、1年間の無事故のお礼としていろいろ頂いたりしました。
供物にミカンは必須アイテムでしたが、どうやら大昔は捧げたミカンを外にいる子供たちにばらまいていたとか。
実際には、年１回だけ許された、ボイラーマンを労う特別な日で有ったようです。オーナー様の懐の深さと御理解には今でも深く感謝しています。
昭和の頃には丸ボイラーが多く、時代背景もあり、ふいご祭りは結構盛んだったようですが、今はすっかり消えてしましました。まあ、当然ですね。
最近は、丸ボイラーが有る現場は非常に少なく、無資格、無人の遠方監視の還流ボイラーが多いのが残念です。
古き良き時代の行事として、そういうことが行われていたということだけ、聞いておいてください。
ボイラーマンやビルメンなら知っておこう、昔の伝統「ふいご祭」まとめ
今は、すっかりなくなってしまった『ふいご祭り』ですが、昔の習わしの知識として知っていても良いかもしれません。
ビルメンだけが知っている火の安全を祈念する昔の年1回のお祭りでした。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
