中高年の転職、ビルメンテナンスはやめた方が良いって本当?メリットとデメリット
設備管理業界(ビルメンテナンス)を選択するメリット
中高年の転職で、設備管理業界(ビルメンテナンス)を選択するメリットは以下のようになります。

ビルメンはやめた方がいい?中高年で転職を余儀なくされたら良い仕事です。
- 経験を活かせる: 中高年の方は、過去に培った経験やスキルを活かして、設備管理においても有用に活用することができます。
- 安定した仕事: 設備管理業界は、ビルの保守点検や修理、清掃など日常的な業務が多いため、安定した仕事をすることができます。
- 発展性: 設備管理業界は、ビルの新設や改修、経営戦略の立て方など多岐にわたりますので、キャリアアップのチャンスもあります。
- 資格取得による昇給や、難関資格取得後のハイクラス転職によるレベルアップが可能
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設備管理業界を選択するデメリット
一方で、設備管理業界を選択するデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 体力的: 設備管理業界では、建物内外の点検や修理、清掃などの仕事をするため、体力を要することがあります。
- 時間帯によっては、不快な環境: 日常的な業務をするためには、ビル内外を移動しなければならないため、天候や時間帯によっては、不快な環境に身を置くことがあります。
- 時間の融通性に限界: 設備管理業界では、保守点検や修理、清掃などの日常的な業務をするため、時間の融通性に限界があります。
- 下請けとして働くため、肩身が狭いと勘違いする場合が有る
これらのメリット・デメリットを考慮して、自分に適した職業を選ぶことが重要です。 また、設備管理業界は幅広い業種に分かれており、建築物の管理やメンテナンスに特化した業種から、エネルギー管理や環境管理に特化した業種までありますので、自分のスキルや興味に合った業種を選択することも重要です。
下請けとしてオーナー会社の事業所などで勤務する場合の注意すべき点
ビルメンは下請けとしてオーナー会社の事業所などで勤務する場合が殆どですが、以下の点に注意することが必要です。
- オーナー会社の規則に従うこと:オーナー会社の規則や指示には必ず従うこと。
- オーナー会社の情報に敏感に対応すること:オーナー会社からの要望や情報には迅速かつ正確に対応すること。
- オーナー会社の財産や機器を大切に扱うこと:オーナー会社の財産や機器を大切に扱い、破損や汚損などがないように管理すること。
- オーナー会社とのコミュニケーションを大切にすること:オーナー会社とのコミュニケーションを大切にし、誤解やトラブルを最小限に抑えるようにすること。
- オーナー会社のブランドイメージを守ること:オーナー会社のブランドイメージを守り、問題が発生した場合はすぐに対応すること。
これらは、普通の社会人でも同様の事ですから、下請けだから等、気にする必要はないと感じます。
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設備管理業界(ビルメンテナンス)の仕事内容
設備管理業界、特にビルメンテナンスにおいては、建物や施設の設備や機器を維持・保守・管理するための仕事が主な内容になります。
- 設備の保守・点検・修理:建物や施設の設備や機器を定期的に点検し、不具合や故障があった場合は修理や交換を行う。
- 環境管理:建物や施設の環境を整えるための清掃や換気などの管理を行う。
- エネルギー管理:建物や施設のエネルギー使用を最適化するための管理を行う。
- 防災・防犯対策:建物や施設を安全に保つための防災・防犯対策を行う。
- カスタマーサービス:テナントやユーザーからの要望や質問に対応する。
- ドキュメント管理:設備や機器の保守や点検の記録などを管理する。
- 財務管理:設備管理にかかる費用の管理や予算の立て方をする。
などがあります。
設備管理業界(ビルメンテナンス)のおよその年収
設備管理業界、特にビルメンテナンスにおいての年収は、職種や経験、地域などによって大きく異なります。
一般的に、経験が浅い新卒者であれば、年収は200万円ほどから始まります。経験やスキルが高い者であれば、年収は500万円以上になることもあります。また、管理職の場合は年収は高くなります。
これらはおよその値であり、企業や地域によって大きく異なることをご了承ください。また、年収は個人の能力や経験によって異なりますので、参考程度にとどめてください。
ビルメンの給料は、一般のサラリーマンより安い傾向があるのは確かですが、実は『年収幅』が大きいのが特徴です。
これは、持っている資格で大きく変わる傾向が特に強い仕事と言えます。難関資格を持っていると、ビルメンテナンス会社は、入札などに強くなりますし、契約が増えますから、難関資格を持つ従業員は会社から非常に大事にされますし、年収も他の同僚達とは別格の待遇のなることを私は実際に経験しています。
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中高年の転職が厳しい理由
中高年の転職は厳しい理由がいくつかあります。
- 経験やスキルが特定の分野に絞られていることが多いため、職種の多様性が少なく、転職先の選択肢が狭くなることがあります。
- 中高年の方は経験やスキルはあるものの、新しい技術や知識に対しての対応力が低いという印象を受けがちであるため、新しい技術に求められる業界では難しいことがあります。
- 中高年の方は家族や負担が多いため、柔軟な就労時間や地域、勤務形態を求めることが難しいことがあります。
- 中高年の方は年功序列が高いため、転職先での昇進機会が少ないことがあります。
これらは一般的な理由であり、個人差があるため、全てが当てはまるわけではありません。また、現在は、中高年の人材が求められる業界も増えてきており、転職は難しいというイメージを払拭することもできるようになってきています。
中高年で転職先を探してもどうしても見つからないばあい、とりあえずのアルバイトや準社員よりも、私は迷わず設備管理業界に正社員として入社することをお勧めします。
私がみたビルメンの仕事の実態について
この仕事に就く方の平均年齢は、比較的高い傾向にありますが、就業に当たり、なんとはじめは、特別なスキルは必要ありません。
若者よりも中高年のほうがこの仕事に向いていると言えます。
私の場合、45歳くらいでビルメンの世界に足を踏み入れましたが、ビルメンの仕事は、私にとっては3日やったらやめられないくらい楽でした。
意外にもビルメンは最高の仕事だった
私は約20年間、比較的大手企業に勤務したにも関わらず、会社を『あっさりリストラ』され、当時40歳の私にとって人生の最悪の時期を救ってくれたのがビルメンです。
そればかりか、今思えばその後の人生逆転に繋がる最高の仕事でした。

ビルメンはやってみたら最高だった!
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ビルメンはやめた方がいい?努力すれば収入がガッツリ増えます。
ビルメンの仕事はやめておけ!と言われることも多い様ですが、実際にビルメンをやってみたらかなり違っていました。
収入もそこそこで社会保障は正社員ですから完備でしたし、給料を自分で上げることが出来ることも知りました。
肝心の仕事は楽で、最初の給料は前職の半分程度でしたが、給料を貰いながら設備管理や保全関連資格取得も可能で、更に設備管理の実務経験も積めますから、驚きでした。
とはいえ、ビルメンの会社はオーナー会社との契約で、その設備管理業務を請負う企業ですから、そのビルメンは契約上の立場もあり、オーナー会社に頭が上がりません。
これが、たまらなく嫌な方が多いので『やめておけ』と言われることがしばしばあります。
本当は、全く気にすることはないのですが。
会社員で頭を下げるのは普通の事です
勤務先で、下請けの立場にあるビルメンですが、私の場合これは何の問題も有りませんでした。
会社員でもお店でも、お客様に頭を下げるのは普通ですし、誰でもやっていることです。ビルメンだけではないでしょう。
また、ビルメンの勤務先は、大企業や優良企業、官公庁や地方自治体関連など、かなり良い条件の場合が多く、勤務先の従業員も、パワハラやモラハラ等は徹底的に教育されていますので、嫌な思いをしたことは全く有りませんでした。
実務経験を積みながら、強烈な資格を取ると一気に世界が変わるビルメンという仕事
ビルメンで頑張って実務経験を積んで、難関資格、例えば『電験』をとると、仕事の請負側から発注者側になれます。
まるで、『さなぎが蝶になる』ようにです。その結果給料も大きく上がります。
ビルメンが電験の資格を取得すると、脱ビルメンによるレベルアップ転職も可能です。
転職後も同じ設備管理の仕事ですが、ビルメン会社に仕事を発注する側になれますし、資格取得と実務経験で転職をした結果、ビルメン時代の給料に比べて大幅にUPします。
私の場合は、特別高圧受電設備のある電気担当にビルメンから転職し、特別高圧受電設備の実務経験2年で更にもう1度、ハイクラス転職をして、ビルメンの最初の頃は400万円程度だった年収が、電験を取得して2年後には1000万円を超える年収に到達しています。
あの時、設備管理業界に転職していなかったら、このブログも書いてはいなかったでしょう。
中高年で失業の憂き目にあった方々へ
設備管理の仕事は、たしかに新卒の方が目指す職業ではないでしょう。
人生は長くて、何が有るか判りませんし、大企業でも倒産することがありますから、中高年になって思わぬ失業の憂き目にあうことがあります。
今は順風満帆の人生でも、いざという時のためにビルメンについても知っておいたほうが選択肢は広がるはずです。
この記事では、ビルメン時代氏取得した資格をはじめ、年収を上げていく具体的なノウハウやヒントについて記事にしています。
ビルメンテナンスの方々で資格取得など努力する方は実際には少ない
ビルメンの仕事をされている方々でも、努力せずに普通に仕事して、それで良い人も大勢います。
給料は全く上がりませんが、それで納得されている或いは幸せなら、私は資格勉強したほうが良いとは言いません。
しかし、ビルメンでも資格手当を増やして収入UPを図りつつ、いずれ設備管路業界の下請け側から発注元であるオーナー企業へのキャリアアップ転職を目指せますので、大幅収入UPを狙いたい方には資格所得をお勧めしています。
頑張る価値は有るかと思いますし、ビルメンでも逆転人生を歩めることをお伝えしたいです。
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中高年の転職、ビルメンテナンスはやめた方が良いって本当?まとめ
中高年で仕事を探している方で、前職が一流企業で有るほど、設備管理やビルメンの仕事は、最初から候補にない場合が多いと思います。
しかし、以前の栄光は忘れて現実を見た方が良いかと思います。
中高年の転職には、ビルメンという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。最後まで読んで頂いてありがとうございました。